猫といねむり。

: 猫と暮らす毎日の備忘録 :

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[目次]猫がアレルギー

☆ [日付]は初出日、(日付)は更新日です。

[2007-11-10][memo]アレルギー検査携帯版




アレルギー治療に使われている薬については動物のくすりをご覧ください。

アレルギー配慮の食事については下記をご参照ください。

猫まんま画像(アルファベット順)

 ◆療法食
 ・ANIMONDA INTEGRA携帯版]‥WET:センシティブ
 ・Hill's Prescription Diet携帯版]‥WET:z/d
 ・SPECIFIC携帯版]‥WET:FDW、DRY:FΩD-HY


 ◆一般食
 ・MammaRiso携帯版]‥WET:特別食
 ・Solid Gold Japan携帯版]‥DRY:Premium Cat


※カテゴリーの過去記事としてトップにくるように、このブログで最も古い日付として2007-07-07の日付を指定しています。
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[memo]アレルギー検査

猫さんの皮膚に外傷ではなくアレルギーに由来する異状な状態が現れたときにはまず最初に血液検査で白血球のうち好酸球(EOS)の割合を計るのが獣医さんの一般的な手法です。EOSの割合が高値であればあるほどアレルギー反応がでていると診断されます。

しかし猫さんが「何に」対して「どの程度」アレルギー反応を起こしているのかを正確に調べるための容易な手法はなく検査も困難な状況です。

そこで炎症を抑える対症療法としてのステロイド剤の利用(ステロイド剤で副作用がでた場合はシクロスポリン(商品名:アトピカ)の内服や炎症部分の細菌感染を治癒するための抗生物質の投与により症状を抑える、このような対症療法が猫さんのアレルギー疾患の対処法として行われています。抗アレルギー薬や抗ヒスタミン剤の投与や注射もなされています。

→☆参照:猫とステロイド携帯版
     猫にシクロスポリン携帯版
     猫と抗生物質携帯版


もっとも原因治療が望ましいことはいうまでもありません。

そこで猫さんの暮らしている「環境」や猫さんが口のなかに入れる「食べ物」をひとつひとつあたっていくという地道な作業もなされています。

試みることが多いものの改善がなかなかみられないときには猫さんも一緒に暮らしている人間も辛い状態だと思います。猫さんにあった改善策を見つけることができるように‥と心から祈念しています。


[参考になるページ]

●" Unorthodox Techniques for the Diagnosis and Treatment of Allergy, Asthma and Immune Disorders " @ascia:the Australasian Society of Clinical Immunology and Allergy(英文)New!
 経由:食品安全情報blog「アレルギー、喘息、免疫疾患の異端診断や治療」 (要約あり)

どうぶつの皮膚病田中ペットクリニック
 ・最近、ネコのアレルギー性皮膚炎が多くなっていますweb魚拓
 ・アレルギーの診断手順についてweb魚拓
 ・療法食についてweb魚拓
 ・猫の除外食試験についてweb魚拓
 ・除去食試験および誘発試験をやってみませんか?web魚拓
 ・アレルギー検査機関について web魚拓
 ・侵襲性の高いスクリーニング検査web魚拓] など‥

動物アレルギー検査株式会社理研ベンチャー)略称AACL *1

既存の検査方法とは異なる新しい診断を提供する会社として設立されています(2007年4月)。

会社案内
 ‥概況ご挨拶*2当社の理念研究開発状況所在地・アクセス
アレルギー診療の進め方
既存の検査の限界
アレルギー検査内容
検査項目
  (1)アレルゲン特異的 IgE 検査:「アレルギーを獲得した証拠となるアレルゲン特異的IgE抗体の血中濃度を定量測定」。「治療効果のモニタリングが可能」。

 (2)リンパ球反応検査:「食物蛋白に対するリンパ球の反応を検出」。「IgE検査ではわからないリンパ球(ヘルパーT細胞)を介した過敏反応の有無を調べます。」「原因食物抗原の同定補助として有効なツールのひとつ」。

 (3)アレルギー強度検査:「アトピー性皮膚炎の病態に関わるTリンパ球サブタイプを検出」。「血中に出現したCCR4陽性Tリンパ球をフローサイトメトリーで検出することによって、アレルギーに関わる細胞の有無を判定」。「アレルギーの有無だけを知りたい場合に有効」「最適」。「治療効果の推移をモニターできる」。


[注釈]

*1 AACLでは臨床獣医さん向けのセミナーを行っていらっしゃるようです。「AACLセミナー」で検索すると2007.10.18に第1回「小動物アレルギー性疾患の基礎と臨床」(於・東京)が行われています。
 また最初は犬の検査から始まるようです。猫への応用を心待ちにしています。
 →★猫の検査も犬の検査と同じように依頼して同じ方法で「できなくはない」そうです(私がかかりつけの獣医さんからお聞きして戴いたお返事です。ご関心のある方はかかりつけの獣医さんに可否をおたずねしてみてくださいませ)。


*2 AACL代表取締役の増田健一獣医師にうちのアレルギー疾患(好酸球性肉芽腫群)の猫さんの治療をしていただいたことがあります@東大家畜病院。

開業獣医さんでの病状&ステロイドコントロールがうまくいかないために肉球の膨脹や全身および口腔内の皮膚の病変が進行し押しとどめることができず紹介のうえ受診携帯版]しました(この猫さんは一部の抗生物質にもアレルギー反応を示しました)。

増田先生のもとでの治療開始によって病状はすみやかに改善しました。まったく同一の薬剤(プレドニン)を使っていても投薬方法(分量や期間の調整)でこうまでも違うものかと率直に驚きを述べたときに先生が優しく微笑まれていたのをよく憶えています。

その後、別疾患に罹患して重篤な状態にあった別猫を担当していただいていた先生(増田先生の指導教官)に受診時間等のかねあいから2猫さんをまとめてみて戴くことになり増田先生のご担当からははずれました。

アレルギー猫さんは1年4ヶ月後には寛解して東大病院を「卒業」しました。大きな肉芽腫の再発はなく、猫さんは穏やかな日々を過ごしてから旅立ちました。「卒業」からは約4年が経過しており、あと1ヶ月たてば18歳の誕生日を迎えるところでした。

ステロイド剤の内容と使いかた、減薬コントロールや最低用量での疾患コントロールの方法をこの時期に(上記にお名前をあげてはいない有能な諸先生を含めて)複数の先生から丁寧にレクチャーしていただきました。

このほかにも「自分でできることは自分でする」--輸液療法や自宅療法について、「猫さんの生きる力を支えるための手助けが獣医療」--過剰医療の陥穽に気をつける、という考え方も教えていただきました。

多忙な先生がたの貴重なお時間をいただいたことをとても有り難く思っています。その後、猫さんが自宅でのケアを中心にして最期まで過ごすことができたのも諸先生方のお心遣いのお陰です。心から感謝申し上げます。

かごのなかの歳三



※[memo]は筆者の備忘録としての記事です。

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