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: 猫と暮らす毎日の備忘録 :

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Generic drugs; 猫にシクロスポリン2

シクロスポリンのジェネリック

動物用薬のシクロスポリンにはノバルティス社製の「アトピカ®」があります。「アトピカ®」は同社製造のヒト用医療用医薬品「ネオーラル®」とまったく同一のものです(メーカー様に電話確認済み。ただしカプセルの色は異なります。)。

→☆詳細:猫にシクロスポリン(Atopica®)携帯版


ヒト用医療用医薬品のシクロスポリンにはいくつかの後発薬(ジェネリック医薬品)があります(参照:おくすり110番)。先発薬のノバルティス社製のネオーラル®25mgやサンディミュンカプセル®25mgが300円ほどの薬価であるのに対して、後発薬の25mg製剤は200円前後と薬価がすこし安い設定になっています。

そこで、動物病院でこれらのジェネリック医薬品が処方される場合も、先発薬に比べると薬剤費がすこし安くなります(例:アトピカ®25mgを500円で処方している場合にFC25mgが400円など)。

 →☆参考:くすりの値段携帯版


[参考になるページ]

後発医薬品とはおくすり110番

かんじゃさんの薬箱「ジェネリック医薬品」情報サイト
 (日本ジェネリック医薬品学会運営)
 
松木則夫東京大学大学院薬学研究科・薬品作用学教室
 「ジェネリック医薬品は誰のため?
 :「新薬開発の必要性」、「育薬の重要性」、「ジェネリック医薬品は先発医薬品と全く同じではない(安価というメリットと引き換えに、先発医薬品に比べて十分に有効性と安全性が確認されていない薬を使用するリスクを患者が負う)」など興味深い内容です。*1


ジェネリック「FC」はどんなもの?

ジェネリックのひとつに富士カプセル株式会社製造のシクロスポリンカプセル25mg「FC」があります。


↓ 富士カプセル シクロスポリンカプセル25mg「FC」 ↓
富士カプセルシクロスポリン
アトピカ®よりも横幅が2mmほど小さい(左下、右下)。
クレメジンより縦横ともに小さい(右中央)。
アトピカ®とクレメジンの比較画像はこちら


富士カプセル株式会社
 > 医療用医薬品
 > シクロスポリンカプセル25mg「FC」
 > 添付文書PDFインタビューフォームPDF


FCの成分はアトピカ®(ネオーラル®)とおなじなの?

同社の資料によると、FCの成分は、先発薬のノバルティス社製の「ネオーラル®」の成分と同一とされています(参照:シクロスポリンカプセル50mg「FC」 生物学的同等性に関する資料 [PDF])。

なお念のため重ねて記述しますが、「ネオーラル®」の成分は、同社製の動物薬「アトピカ®」と成分はまったく同一です(メーカー様に確認済み。ただしカプセルの色は異なります。)。


カプセルの成分はFCとアトピカ®(ネオーラル®)とでおなじなの?

アトピカ®25mgカプセルの添加物添付文書に記載されていません。問い合わせをさせていただき企業秘密に差し支えない範囲で教えて戴けた内容は、「グリセリン、プロピレングリコール、エタノール、ひまし油、トコフェロール、ゼラチン、酸化チタンなど」です(>S様、有り難うございました。)。

またアトピカ®25mgカプセルはネオーラル®25mgカプセルとは、色が異なるものの、カプセルに含まれる製剤の内容はまったく同じであることも教えて戴きました。

ネオーラル®25mgカプセルの添加物として用いられているものは、「グリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール、エタノール、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、トコフェロール。カプセル本体にゼラチン、グリセリン、プロピレングリコール、酸化チタン、三二酸化鉄含有」です(参照:添付文書)。

FCの添加物として用いられているものは、「プロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシルヒマシ油、エタノール他5成分 カプセル本体にゼラチン、コハク化ゼラチン、 濃グリセリン、D -ソルビトール、酸化チタン、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息 香酸プロピル」です(参照:添付文書1頁 PDF)。


そのほか

ノバルティス ファーマ株式会社
 ・免疫抑制剤「ネオーラル®」の特許権に基づいて3社を提訴(2007年11月1日付けプレスリリース)[web魚拓
 :「ノバルティスが保有するシクロスポリンのマイクロエマルジョン製剤(免疫抑制剤「ネオーラル®/ NEORAL®」)に関する特許第1996397号に基づき、富士カプセル株式会社が製造販売し、富士製薬工業株式会社および日本ジェネリック株式会社が販売している「シクロスポリンカプセル25mg『FC』®」および「シクロスポリンカプセル50mg『FC』®」について、富士カプセル株式会社に対し製造販売差止等、富士製薬工業株式会社および日本ジェネリック株式会社に対し販売差止等を求めて、2007年10月29日付けで東京地方裁判所に訴えを提起」。


[注釈]

*1 まったく同じ成分名で異なる種類の薬が猫に使われている例として身近なものにステロイド剤の内服薬「プレドニゾロン(成分名)」があります(商品名一覧おくすり110番)。商品名検索にはhealth クリックが便利です。お手持ちのお薬に刻印されているコードから商品名を探すことができます。

 →☆参照:猫にステロイド携帯版

これらの薬剤は成分がまったく同一であるものの、猫それぞれの個体や状態によって効果が異なることはよく知られています。そこで、治療の際にある種類の薬剤(商品名A)でプレドニゾロンの効果が実感できない場合、他の種類(商品名BやC)に変更して効果を実感できるかどうかを確かめることが行われています。


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